大手航空会社の燃油サーチャージが大幅に値下がり中です。
4月以降発券分は、2月~3月に発券するのに対し、韓国路線が8割減額されるほか、おおむね6~7割安価になっています。
いったいなぜこんなことが起こるのでしょうか??
できることなら安くなっている期間中に予約できれば、燃油サーチャージを節約することが可能です!!
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- 燃油サーチャージとは?
- 燃油サーチャージの金額はどうやって決まる?
- 燃油サーチャージは発券時に徴収される!
- 燃油サーチャージは変更時にも徴収される!?
- 特典航空券の予約変更で燃油サーチャージが返金!?
- まとめ
- 関連記事
燃油サーチャージとは?
燃油サーチャージとは、運賃とは別に航空会社が徴収する追加費用の1つで、原油価格に連動して徴収される費用となります。
日系の航空会社では国際線で燃油サーチャージが必要となります。
(国内線では不要です)
例えばマイルを使った特典航空券の場合、マイルを使って無料になるのは運賃部分だけであり、燃油サーチャージは別途お金で支払う必要があります。
ざっくりとしたイメージで言えば、原油価格が高い時期には燃油サーチャージが値上りし、逆に原油価格が安くなれば燃油サーチャージも値下りします。
燃油サーチャージの金額はどうやって決まる?
航空会社により異なりますが、日系大手のJALとANAは同じ方法で算出されており、改定時点における直近2ケ月の原油価格(正確にはシンガポールケロシン市場価格)の平均を用いることになっています。
例えば、4月1日~5月31日に発券する場合、この時の燃油サーチャージは2月中旬ごろに決定されます。
この時の燃油サーチャージの価格はさらに決定2か月前の12月1日~1月31日の2ヶ月間の原油価格の平均値から算出されます。
4月1日~5月31日に発券する場合、12月1日~1月31日の2ヶ月間の原油価格の平均値から算出された燃油サーチャージを支払うということです。
2018年12月といえば、2018年の1年間で原油が一番安くなっていた時期です。
この、
2018年で一番原油が安かった時期の相場が、今、燃油サーチャージの価格に反映されている
ということになります。
ここでカギとなるのが、
燃油サーチャージの決定は発券時の価格が適用される
という点です。
これを応用すれば、航空券代を節約することが可能です!!
燃油サーチャージは発券時に徴収される!
燃油サーチャージは原油価格に連動するといいつつも、燃油サーチャージの徴収は発券時に運賃等と一緒に行われます。
乗る時点の原油価格なんて乗る時点まで誰も分かりませんので、だったらみんな平等に「発券時に徴収しますよ」ということですね。
極端な話を言えば、今日予約するとしたとして、9か月後に乗る飛行機を予約する場合も、あるいは3日後に乗る飛行機を予約する場合も、必要となる燃油サーチャージの金額は同じというわけです。
または、6か月後に乗る飛行機を今から予約して燃油サーチャージとして1万円を払ったとします。
そして6か月後の搭乗時点で燃油サーチャージが1万5千円に値上りしていたとしても追加で徴収されることはありませんし、逆に5千円に値下りしていたとしても返金されることはありません。
従って、いつに乗る予定の飛行機だろうと燃油サーチャージが安い間に予約すれば燃油サーチャージの部分は安く済ませることが可能です。
(燃油サーチャージが安くなるのを待っている間に安い運賃が売り切れてしまうことはあるかもしれませんが・・・)
燃油サーチャージは変更時にも徴収される!?
先ほど燃油サーチャージは発券時に徴収される!と書きましたが、実は予約変更時にも徴収されます。
国際線のEチケットは、予約変更をすると再発行されますので、予約変更といいつつも内部処理的にはいったんキャンセル→再度新規発券という手続きになっているからだと思います。
先ほど、
いったん支払った燃油サーチャージは、搭乗時点で値上りしていたとしても追加で徴収されることはありませんし、逆に値下りしていたとしても返金されることはありません
と書きましたが、予約変更時には予約変更時点での燃油サーチャージが再度適用されることとなります。
従って予約変更の場合は、最初の予約時から比べて燃油サーチャージが値上りしていたら差額を追加で徴収されますが、逆に値下りしていたら差額は返金となります。
予約変更可のチケットを持っている場合、もしかしたらいったん予約変更をすれば燃油サーチャージの一部が戻ってくる可能性があります。
予約変更可のチケットといえば、マイルを使った特典航空券も当てはまります。
特典航空券の予約変更で燃油サーチャージが返金!?
予約変更の場合は予約変更時点の燃油サーチャージが適用される
という点を応用すれば、予約した時より燃油サーチャージが下がっていれば予約変更をすれば燃油サーチャージの差額は返金されることになります。
たとえば同じ日付に出発するハワイへの特典航空券発券で、3月に予約した場合と4月に予約した場合の燃油サーチャージを比較してみると、3月に予約した場合は22,200円なのに対し、4月に予約すると8,200円です。(航空保険料含む)
同じ日に出発する場合でも、予約した日が違うだけで一人14,000円の差があります。
この場合、先に予約してしまっていて22,200円を払っていたとしても、もし予約変更ができれば予約変更時点の燃油サーチャージが適用されますので、一人14,000円が返金されることになります。
もちろん予約変更の時点で空席がある場合にしか使えませんが、1日ずらしただけでも予約変更になりますし、例えばいったん別の日に変更して、再度変更で元の予約の日に戻すということも可能です。
ただし変更している間にほかの人に予約されてしまったり、キャンセル待ちの人がいると自分がキャンセルしても空席にならなかったりしますので、燃油サーチャージの返金を狙って予約変更を行う場合は、くれぐれも自己責任でお願いします。
まとめ
今回燃油サーチャージが下がったのは、算定元となる12月1日~1月31日の原油価格が下落していたためです。
原油の相場を見てみますと、その後の2月1日~3月31日は上昇傾向となっており、4月に入ってからもまだ右肩上がりとなっていますので、6月以降の予約分は燃油サーチャージは再度上昇すると考えられます。
今の燃油サーチャージが適用されるのは
発券(変更含む)が2019年4月1日~5月31日に行われた航空券
となります。
なかなか燃油サーチャージの下落を狙って予約するのは難しいですが、先に予約した航空券があって変更可能な場合は、燃油サーチャージの返金を狙ってちょっと日程をずらしてみるのもアリかもしれません。
以上、【2019年4月・5月】燃油サーチャージが値下げ中!返金してもらえる裏ワザも!? でした!
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