ANA国際線の特典航空券の対象として、従来のファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスに加えて2018年12月5日よりプレミアムエコノミークラスが予約できるようになりました。
マイルを使ってプレミアムエコノミークラスってお得なの?ということで、今回は特典航空券でプレミアムエコノミークラスを選択する価値はあるのか、について検証していきたいと思います。
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- プレミアムエコノミーの必要マイル数は?
- プレミアムエコノミーのシートの違いは?
- プレミアムエコノミーの機内食は?
- プレミアムエコノミーのその他のサービスは?
- 結論!特典航空券でプレミアムエコノミークラスはお得?
- A380でのハワイ・ホノルル便でプレミアムエコノミーの利用価値は?
- まとめ
- 関連記事
プレミアムエコノミーの必要マイル数は?
プレミアムエコノミークラスの必要マイル数は、以下の通りとなっています。
次に、ビジネスクラスやエコノミークラスとの必要マイル数の違いを見てみましょう。
例えば人気のハワイ・ホノルル便を例にみると、以下の通りです。
Rシーズンのハワイ・ホノルル便をプレミアムエコノミークラスで予約しようとすると、往復58,000マイルが必要です。
エコノミークラスとの違いは往復18,000マイル、ビジネスクラスとの違いは往復7,000マイルです。
必要マイル数でみると、エコノミークラスとビジネスクラスの中間、というわけではなく、どちらかと言えばビジネスクラス寄りの必要マイル数であることが分かります。
プレミアムエコノミーのシートの違いは?
プレミアムエコノミークラスの座席の見本は以下の通りです。
座席の広さは機種によって異なりますが、例えばハワイ・ホノルル便のA380の場合だと、シートピッチ(前後の幅)はプレミアムエコノミークラスが38インチ(約97センチ)、エコノミークラスで34インチ(約86センチ)となっていますので、プレミアムエコノミークラスの方が若干前後の幅は広めです。
また、座席幅(左右の幅)は3-4-3の配列のところが2-3-2のとなっていますので、こちらはかなり広めといえるのではないでしょうか。
ただし座席に関して言えば、ビジネスクラスだとフルフラットになるシートも多数導入されています。
ちなみにビジネスクラスだとこんな感じです。
座席だけで考えると、プレミアムエコノミークラスはあくまでもエコノミークラスの若干豪華版といった感じで、ビジネスクラスと比べたら雲泥の差と言えるでしょう。
プレミアムエコノミーの機内食は?
プレミアムエコノミークラスの機内食は、メインで出されるお食事は基本的にはエコノミークラスと同じとなっています。
ビジネスクラスのようなお皿で提供されるコース料理的な物は出てきませんので過度な期待は禁物です。
【2019.03.02最新情報】
ANAの機内誌「翼の王国」3月号の情報によると、ホノルル線に限りプレミアムエコノミーの食事がエコノミークラスよりも豪華になるという情報が掲載されています。
詳しいことが分かり次第更新します!
ただし、飲み物類がエコノミークラスに比べて若干グレードアップしており、ビジネスクラスで提供されるシャンパン等はプレミアムエコノミークラスでも頂くことができます。
また、スナック類やデザート等、エコノミークラスではもらえないものも一部貰えます。
機内食はエコノミークラス同等でプラスα飲み物類が充実していると考えておいてよいと思います。
プレミアムエコノミーのその他のサービスは?
プレミアムエコノミークラス利用時のその他の特権としては、優先チェックインカウンターの利用、手荷物優先受け取り、そしてラウンジの利用といったサービスがあります。
国際線利用時の手荷物の優先受け取りは、入国審査があるためあまり意味がない時もありますが、優先チェックインカウンターの利用とラウンジの利用は国際線では大きな特典です。
国際線だとどうしても早めに空港に着かないといけませんが、優先チェックインカウンターの利用でチェックインに掛かる時間がかなり時間が短縮されますし、出発までの時間が余ってもラウンジでゆっくりできます。
ラウンジでは出発前の最後の日本食を楽しむことができるほか、シャワーも使えますので夜行便なんかの前だと重宝します。
優先チェックインカウンターとANAラウンジが使えるという点は、特に国際線利用時にはかなり大きな特典だと言えます。
結論!特典航空券でプレミアムエコノミークラスはお得?
現状の特典航空券の必要マイル数で考えると、例えばハワイ・ホノルル便のRシーズンだとエコノミークラスが往復40,000マイルであるのに対して、プレミアムエコノミークラスは往復58,000マイル、ビジネスクラスは往復65,000マイルとなっています。
エコノミークラスには無いプレミアムエコノミークラスの特典としては、優先チェックインカウンターの利用や、ラウンジの利用といって点が挙げられますが、それ以外についてはエコノミークラスとの差は座席がちょっぴりグレードアップする以外はあまりありません。
もしどうしても出発前にラウンジが使いたいということであれば、事前申し込みを行えばエコノミークラス利用時であっても4,000円で利用できてしまいます。
これらの点を総合的に勘案すると、追加で18,000マイルを使って往復プレミアムエコノミークラスにするのであれば、エコノミークラスでもいいんじゃないか・・・というのが正直な感想です。
追加で18,000マイルを使って往復プレミアムエコノミークラスにするんだったら、追加で25,000マイルを使って往復ビジネスクラスを予約する方がよっぽどお得だと感じます。
片道だけだと3,500マイルを追加するだけでプレミアムエコノミークラスがビジネスクラスになりますからね。
ただし、もちろん空席があれば・・・というのが大前提ですので、狙っている日にプレミアムエコノミークラスしか空いていない、という場合はむしろプレミアムエコノミークラスなら空いている!と捉え、予約を抑えちゃってもいいのではないでしょうか。
そもそも特典航空券の対象にプレミアムエコノミークラスが増えたということは、単純に特典航空券向けの座席数が増えたということです。
プレミアムエコノミークラスは少々高めの必要マイル数となっていますが、マイルで旅行できる可能性が増えたということは、我々陸マイラーとしては大いに歓迎すべき改善だと言えます。
A380でのハワイ・ホノルル便でプレミアムエコノミーの利用価値は?
先ほど述べた通り、個人的な感想としてはエコノミークラスとプレミアムエコノミークラスの必要マイル数の差を考えると、エコノミークラスでも十分かなぁといった印象です。
特に夫婦でSFC会員の我が家であれば、ラウンジや優先チェックインカウンターはエコノミークラスでも利用可能ですので、であればエコノミークラスでもいいんじゃないか、という結論ですね。
エコノミークラスでもシートピッチは国内線より広めに取られていますし、特に小さい子供連れの場合はアームレストが上げられるエコノミークラスの方が利用価値が高かったり?といったことも考えられますので、プレエコとエコノミーの両方で空席があるならばエコノミーでもいいかなぁと思います。
ただしこれは小さい子供連れの我が家の場合は・・・ですので、例えばカップルや夫婦など大人だけでハワイに行くのであれば、少しでもゆったりできるプレミアムエコノミークラスを選択するというのも全然アリだと思います。
座席配置もプレミアムエコノミークラスだと2-3-2ですので、2人での旅行であれば2人掛けシートの存在はかなり嬉しいと思います。
また、A380の座席配置は、プレミアムエコノミークラスだとファーストクラス・ビジネスクラスと同じ2階に配置されていますので、トイレの数などを考えるとそれだけでもプレミアムエコノミークラスの利用価値はあるかもしれません。
特にA380のエコノミークラスのトイレの数は座席数に対して少なすぎる印象がありますが、プレミアムエコノミークラスであれば2階席ですのでその心配はありません。
そもそもエコノミークラスが満席でプレミアムエコノミーしか空席がない場合もありますので、それだったらプレミアムエコノミーでも思い切って予約してしまうのもアリでしょう。
特にA380就航でハワイ・ホノルル便のプレミアムエコノミークラスは2019年1月現在、かなり取れやすくなっていますので、ハワイに行きたい!という方は注目です。
まとめ
個人的な結論としては、エコノミークラスからプレミアムエコノミークラスにするのであれば、さらにマイルを追加してビジネスクラスにした方がお得ということです。
ただしそれはビジネスクラスも空いていれば・・・の話ですので、もし狙っている日程にプレミアムエコノミークラスしか空いていないのであれば、それは甘んじて受け入れ、精いっぱいプレミアムエコノミークラスを楽しみたいと思います。
特にこの度ハワイ・ホノルル便に就航するA380のププレミアムエコノミークラスは、ファーストクラスやビジネスクラスと同じ2階席に配置されますので、それだけでも利用価値はあるといえるのではないでしょうか。
同行者の人数や空席状況、必要マイル数等を勘案して適宜判断していきましょう。
以上、ANA特典航空券プレミアムエコノミーの価値は?お得?でした!
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