以前の記事で、名古屋~東京の新幹線利用は分割乗車券が便利だと書きました。
以下に再度詳しく解説します。
名古屋~東京 新幹線料金について
以下の通り、事前に予約した場合、乗車可能な列車が限られますが、各種割引制度があります。
(おもにエクスプレス予約会員向けとなります。)
通常料金:東京-名古屋 10,890円~11,290円(指定席)
EX早得21:東京-名古屋 8,800円(指定席)
・21日前(23:30)の予約で、乗車駅を6:00~6:59、11:00~15:59に出発する「のぞみ」号の普通車指定席で利用可能
・販売数に制限があり
・変更は出発直前まで可能ですが、変更した場合は通常料金との差額を払わないといけません。
EX早得(タイプB):東京-名古屋 9,770円(指定席)
・乗車日の3日前(23:30)までの予約で、乗車駅を朝6時台に発車する「のぞみ」と終日の「ひかり」の普通車指定席で利用可能
・販売数に制限があり
・変更は出発直前まで可能ですが、変更した場合は通常料金との差額を払わないといけません。
EX-IC:東京-名古屋 10,110円(指定席・自由席同額)
名古屋⇔岡崎⇔浜松⇔東田子の浦⇔山手線内
回数券(11回分):59,700円
1回分5,427円+e特急券4,050円=9,477円
~東京駅まで有効の切符にしたい場合~
名古屋⇔安城⇔草薙⇔蒲田⇔東京
回数券(11回分):58,700円
1回分5,336円+e特急券4,050円=9,386円
~品川駅まで有効の切符にしたい場合~
名古屋⇔岡崎⇔用宗⇔横浜⇔品川
回数券(11回分):57,700円。
1回分5,245円+e特急券4,050円=9,295円
ちなみに、エクスプレスカードが無い方は、「e特急券」の部分を「自由席特急券4,080円」と置き換えて考えてください。
なぜ分割乗車券がおすすめなのか
EX早得は乗れる列車に制限があったり、予約数に制限があります。
また、21日前より早く申し込まないと劇的に安くなりません。
e特急券の場合は、空席があれば発車直前まで予約できますし、予約できる列車の制限等は一切ありません。
なぜ分割すると安くなるのか
いろいろ理由はありますが、一番の要因は「区間特定運賃」という特定の区間の切符だけ安く設定されている区間があります。
平行する私鉄に対抗するためで、JR東海で言えば、名古屋-岐阜や、名古屋-岡崎、名古屋-安城などがそうです。
「区間特定運賃」の設定された区間の切符を織り交ぜることで、安くなります。
(その他、細かい理由もあります)
分割した乗車券回数券を買うには
基本的には、駅では発駅から目的地の駅までの切符しか販売していません。
しかし、回数券を持っていて乗り越しをしたい場合などのために、窓口で言えば発駅以外の切符でも売ってくれます。JR東日本の自動券売機では、発駅以外の切符も買えるようになっています。
したがって、いろいろな区間の分割回数券であっても、ほしい区間をあらかじめメモして駅で申し出れば売ってくれます。
また、近畿日本ツーリストや日本旅行、JRツアーズなどの旅行代理店でも販売しています。
JRセントラルタワーズの15階にある、JRツアーズ タワーズ店は比較的空いていてお勧めです。
回数券のメリット
・とにかく安く乗車できる
・お盆やお正月、GWなどでも使える。(使えない期間が無い)
回数券のデメリット
・新幹線改札では、いちいち有人改札を通らないといけない。
・有効期限が発売日から3か月以内
・枚数が多くなる
まとめ
名古屋-東京間を月2回以上往復するなら、回数券の利用でEX早得よりも安くなります。
EX早得21は乗車できる電車が限られるため、あまり実用的ではありません。
なお、山の手線内まで、東京駅まで、品川駅まで、の3種類で価格・買う区間が変わってきますので、自分に合った区間で買いましょう。
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