はい。
これは完全にマニアックな行先です。
先日、名古屋⇔東京を新幹線で安く移動する方法を書きました
。
今回は、名古屋⇔高崎 編です。
私は仕事上、年に3回ほど群馬県の高崎市へ出張があるため、性懲もなくいろいろ考えてみました。
一般的なルート
路線情報などで、名古屋→高崎と検索すると、たいてい出てくるのが
名古屋→(東海道新幹線)→東京→(北陸新幹線)→高崎 です。
普通に買えば、片道14,130円(自由席利用)です。
私はエクスプレスカードを持っていますので、東海道新幹線の料金が通常の自由席料金より50円安く指定席が買えますので、片道は14,080円です。
時間としては、乗継などもありますが、概ね2時間40分~50分ほどとなります。
例の分割乗車券を使えばどうなるか
先日書いた、名古屋⇔東京9,386円を使った場合を想定してみましょう。
ルートは同じ、名古屋→(東海道新幹線)→東京→(北陸新幹線)→高崎 です。
東京⇔高崎間の自由席料金は4,410円です。
したがって、片道9,386円+4,410円=13,796円です。あんまりお得になりませんね…。
なお、東京駅周辺の金券ショップでは、東京⇔高崎間の新幹線回数券が4,300円くらいで買えます。(名古屋で売っているところはみたことありません。)
片道9,386円+4,300円=13,686円です。
新幹線回数券を入手できれば、北陸新幹線区間も指定席に座れますが、北陸新幹線は東京駅始発なため、並べば座れるほか、お盆やGWなど使えない期間もあります。
これが編み出した答え 一筆書きのルート
そこで考え付いたのが、長野経由のルートです。
名古屋→(ワイドビューしなの)→長野→(北陸新幹線)→高崎 です。
さらに、6日以内に帰ってくるのであれば、
名古屋→(ワイドビューしなの)→長野→(北陸新幹線)→高崎→(北陸新幹線)→東京→(東海道新幹線)→名古屋を1枚の乗車券とすることが可能です。
(逆回りでも可能です)
6日間有効ですので、泊りの出張でも十分足ります。
さらに逆走しなければ、途中駅にいくらでも途中下車できますので、高崎駅以外の駅にもついでに寄って来ることができます。
気になる料金ですが、
特急券 名古屋→長野:1,450円(指定席)
特急券 長野→高崎:2,590円(自由席)
特急券 高崎→東京:2,470円(自由席)
合計(往復):21,680円!!
往復で7,000円ほど安くなりました!
ただし、名古屋から長野経由で高崎へいくと、4時間~4時間半ほどかかります。帰りは新幹線で帰ってこれますので、片道だけのガマンです。
(行きは新幹線で帰りに長野回りで帰ってくることも可能です)
注意点 しなのの特急券と北陸新幹線の特急券は同時に買う
特急券 名古屋→長野:1,450円を指定席としたのには理由があります。
それは、新幹線と在来線特急との乗り継ぎは、在来線特急料金が半額になるからです。
しなのも名古屋始発ですので、名古屋駅で並べば座れますが、金山や千種から乗る方は、指定席を買ったとしても半額の260円しか加算されません
。
割引を受けるため、必ずみどりの窓口等の対面販売のところで、長野行の特急券と、高崎行の新幹線特急券を同時に買ってください。
なお、逆回りの場合は、長野行の新幹線特急券と、名古屋行の特急券を同時に買えばOKです。
ちなみに、乗車券は「千種から名古屋まで長野駅・高崎駅・東京駅経由で」あるいは、「名古屋から千種まで東京駅・高崎駅・長野駅経由で」と言えばOKです。
前者は「行きがしなの長野経由、帰りが新幹線」のきっぷ、後者は「行きが新幹線、帰りがしなの長野経由」となるきっぷです。いずれも補正されて名古屋市内から名古屋市内の切符が発券されます。
飛行機はどうなの?
そもそも群馬県に空港はありませんので、例の羽田→セントレアを織り込むしかありません。
名古屋→セントレア:870円(ミュースカイの場合は+360円)
羽田空港→高崎:4,893円(モノレールIC利用の新幹線自由席利用)
往復で、11,526円+航空券代となります。
航空券代をスカイコインで払えるのであれば使えないこともないです。
新幹線で高いビールを飲むなら、無料でハートランドの生ビールを飲むという選択もありでしょうか!?
まとめ
片道だけ時間はかかりますが、一筆書きのルートはオススメです。
往復6,480円を浮かせられると思えば、結構なコスパではないでしょうか。
ポイントは、長距離切符の途中下車の制度と、新幹線と在来線特急の乗り継ぎ割引を使うことにあります。
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